奇蹟がくれた数式
紹介するのは、『インドの魔術師』と呼ばれたシュリニヴァーサ・ラマヌジャンです。
この人を題材にした映画も公開されており、私の“推し”数学者です。
■シュリニヴァーサ・アイヤンガル・ラマヌジャン
Srinivasa Aiyangar Ramanujan(1887-1920・32歳没)
※ラマヌジャンの詳しい生涯や数多くの業績については、文末の出典をご覧ください。

タクシー数
ラマヌジャンは様々な公式を発見していますが、そのほとんどが常人には理解できないようなとんでもない式を生み出しています。
そんなラマヌジャンが発見した式の一つが下の式です。

有名なエピソード
そんなラマヌジャンのいちばん有名なエピソードとしてタクシーのナンバープレートの話があります。

イギリスの数学者G.H.ハーディ(この人もまた天才数学者でラマヌジャンを見出した人)がタクシーに乗った際に、ナンバープレートが1729だったそうです。
ハーディはその数字を見て、「なんも面白味もない数字」とラマヌジャンに言ったそうです。
それに対してラマヌジャンはすぐさま、
「とても面白い数ですよ。1729は3乗の2つの和として2通りにあらわされる一番小さい数字です」と答えたそうです。
ラマヌジャンが言ったことを式で表すと下のとおりです。
この1729という数はラマヌジャンのエピソードから現在「タクシー数」と呼ばれています。

あなたの推し数は?
ちなみに1729も私の“推し数”になります。
みなさんもナンバープレートを見て上2桁と下2桁を足してみたり、素因数分解してみましょう。
数学の計算力が鍛えられますし、もしかすると新しい発見に出会えるかもしれません。